AkalAnd

転機

久々にブログを書いています。

AkalAndを立ち上げて、半年ほどが経ちました。早いものです!

サポートしてくれる仲間にも恵まれ、活動の幅がグッと広がりました。

世界に自由が少しずつ戻ってきたこともあり、町外で出店をしたり、自らイベントを作り上げて、たくさんのお客様にお会いする機会にも恵まれました。

さらにありがたいことに、洋野町内の飲食店や企業さまからお声がけいただくことが多く、たくさんのコラボ商品が生まれました。

おおのミルク工房さんとのコラボ「ゆめミルうしさんマグカップ」https://akaland.stores.jp

細々ながらも順調に、そして楽しく活動させていただいております。

訪れた転機

2021年11月、私にとっての大きな転機が訪れました。

転機の訪れにはシンクロニシティがつきもので、これまでのご縁の点と新たな出会いの点とが繋がる体験がきっかけとなりました。

11月2〜4日まで、AkalAndの独自イベントとして開催した「ちいさな陶器市」で、自社作品だけではなく、ゲストの陶磁器作家さんの作品も委託展示販売させていただきました。

その一つが、岩手の陶磁器の伝統工芸品である花巻の「台焼」さんでした。

私が地域おこし協力隊だった頃、オンラインの事例発表会でプレゼンをし、それを聞いてメッセージをくれた花巻の協力隊の今野陽介さんと繋がりました。

今野さんは、花巻の工芸品の普及活動がミッションで、台焼の5代目を継ぐ峰秀さんと新商品開発をし、「najimi」を発売。さらに自らも作陶に目覚め、陶芸職人になるという夢を叶えるべく精力的に活動されています。

https://hibikogeihanamaki.stores.jp

(現在、好評につきsold out…!受注開始までお待ちくださいとのことでした)

ちいさな陶器市では、今野さんに発表会以来のメッセージをお送りし、台焼の作品を送っていただけないかとお願いし、すぐに快諾していただきました。

開業してたった半年、初の陶器市で、お客様がどれくらい来るのか、、果たして売れるのか、、全く読めない中で恐れ多くも120年以上の伝統を誇る台焼さんに出品していただくというドキドキを、お察しいただけるでしょうか。

嬉しくて、楽しくて、感動して、喜びに包まれると共に、プレッシャーも背中に感じました。

さらに、出品するだけでは寂しいので・・・と、開催期間中に今野さんも陶器市にいらしてくださいました。

後から聞いたら、本当にスケジュールがびっしりでお忙しい中、周りの職員さんから心配されながらも時間を作って遠くまで来ていただいたと知り、涙が出ました。

私のやりたい活動で、人が動いてくれた喜びを実感しました。

運命を動かした地、花巻へ

たくさんのお話をさせていただき、花巻の工芸品や今野さんの活動、お人柄にもとても興味が出た私は、近いうちに必ず花巻を訪れようと心に誓いました。そして、なんと翌週には花巻へ、車を走らせていました。笑

思いは湧き上がり溢れ出た時が旬、そのタイミングは逃さないのがモットーです。

花巻では、たくさんの陶芸作品と、ものづくりをする職人さんをご紹介していただきました。

https://www.facebook.com/asahi.andou/posts/4514114835339180

陶器市で出品していただいた台焼の5代目、峰秀さんにもお会いしてお話しさせていただき、それが後々、私の背中を後押しすることになります。

「私の持ち味は、誰かにとっては望まれ、必要で、役に立ち喜んでいただけるものだ」と、教えてくださったのです。

やりたいことをやること、やりたいようにやること

私はこれまで、自分がやりたいことを絶対にやりたい、そうして生きていきたいと思っていました。

「やりたい」こと…子供の頃から数え切れないほどたくさんあります。

うたのおねえさん、画家、レンガの家を建てること、女優、モデル、漫画家、、などなど。

でも、環境や状況、タイミングやご縁、体型、性格だって向き不向きがあります・・・体はひとつですし、時間は平等、やりたいことの全てをやれるなんてことはないわけです。

でも、それでも、選択して進んできた人生の各局面では、やりたいようにやってきました。

やりたい「こと」をやってきたか、、、と考えると今までできなかった「こと」はたくさんあるけど、これまでの私は、やりたい「ように」は全力でやってきました。だから、後悔はないし、過去に戻りたいとも思ったことはありません。

大変なことが多めの人生だったけど、私は私に満足しています。

だからこそ、かもしれません。徐々に自分の感覚の変化にも気づいていました。

自分の欲を叶えるだけでなく、周りの人に喜びを感じてもらいたい。と。

その意識の変化が、転機となり、現実が大きく変わりました。

これから、その日々を残していきたいと思います。