初めて「月刊DANASS」に登場したのは、2021年5月号!
陶器の制作と販売の取り組みを始めたことを取材していただきました。
ここでの繋がりがきっかけとなり、「コラムを執筆しませんか?」とお声がけいただきました。
今日は、その時の記念すべき記事を特別にご紹介します!
(髪型も服装もコンセプトも懐かしいいいい……!!笑)
『Nextgate!挑戦する女性たち』取材記事
ウニ殻の器がうつし出す洋野愛溢れるストーリー
この春、洋野町地域おこし協力隊を卒業し、洋野発の器づくりを揚げ起業した安藤あさひさん。
「日々の中にちょっぴり特別うっかりトキメキ」をコンセプトに、約3年間の協力隊で培った経験と縁を頼りに唯一無二のものづくりを体現しようと創作活動に意欲を燃やしています。
東京生まれ八戸育ちの安藤さん。今は亡き祖父母が暮らしていた洋野に縁を感じ、協力隊に応募。
2018年4月からの約3年間、おおのキャンパスや町観光協会での業務を通じ任期終了後の独立に向けてイメージを膨らませてきました。
ウニの産地としてお馴染みの洋野町では年間約85トンのウニ殻が排出され、産業廃棄物として処理されています。そこで、安藤さんは環境に配慮した新たなお土産品の開発に着手することに。有機物であるウニ般から灰を作り、陶磁器の釉薬の原料として使えないかと考え、おおのキャンパス内「陶芸工房」の職人切金正治さんに協力を依頼。さっそく試作品の茶碗作りに挑戦すると、ウニ殻のイメージからは想像もつかない優しさと独特の風合いを兼ね備えた器が完成しました。安藤さんは捨てられるはずだったものに新たな価値が生まれる瞬間に大興奮。器作りが本格的に走り出しました。
これまでに皿やカップ、ぐい呑みなどを開発し町内の観光施設などで販売。ウニのとげをイメージした独創的な器も開発しますます注目の的となっています。
安藤さんが作り出す器は「暁空焼」(あからやき)と名付けられ今後、ネット販売を中心にイベントへの出店や飲食店とのコラボなども計画。大野の陶芸工房と種市の事務所兼自宅を拠点に、洋野町からストーリー溢れる「ちょっぴり特別」な価値を発していきます。安藤さんは「目指すは国宝!好きなことをおもいっきり表現していきたい」と笑顔を輝かせています。
ウニのとげが表現された独創的デザインの器。
町内の喫茶店ヒロノバではプリンの容器として採用
【月刊DANASS (2021年5月号)掲載】
https://www.danass.com/index.html